討ち取った鬼の首は、今も唸り声を上げる
- 伝説のデーモンスレイヤーの名は吉備津彦命(きびつひこのみこと)
吉備津彦命は「西暦200年ごろ鬼を退治した」「討ち取った鬼の身長は4メートルだった」「天皇の息子だった。」「将軍だった」「281歳まで生きた。」など様々な言い伝えがあります。そして、日本人なら誰でも知っている昔話「桃太郎」のモデルは吉備津彦命だったと言われています。

- 桃太郎の昔話
桃太郎は、川から流れて来た桃から生まれました。桃はピーチ、太郎は男の子を意味する言葉です。桃太郎は成長すると犬・猿・雉を従えて鬼が島へ渡り、鬼退治をしました。アニメ「鬼滅の刃」のストーリーとは異なりますね。でも、日本で最も有名な昔話です。そして、桃太郎の昔話と吉備津彦命の伝説を結びつける神社が岡山市にあります。吉備津彦命が神として祀られている神社、吉備津神社がそれです。

- 吉備津神社
吉備津彦命が祀られているのは、岡山市北区吉備津931にある吉備津神社。本殿は国宝に指定されています。吉備津神社までは、岡山駅からJR桃太郎線に乗って吉備津駅まで行きます。路線の名前に桃太郎が入っているので分かり易いですよね。所要時間は17分。そこから徒歩10分で到着します。
敷地内にある、398メートルの回廊が有名でフォトスポットとして最適です。そしてこの長い回廊は鬼の首が埋められている御釜殿(おかまでん)と呼ばれる建物に繋がっているのです。

- 御釜殿で繰り広げられる鳴釜神事(なるかまのしんじ)/鬼の首が唸り声を上げる!
御釜殿に入ると大きな釜があり、鬼の首はその真下に埋められています。鳴釜神事はその釜で行われます。神職が釜で湯を沸かし、祝詞を上げるとゴーという鬼の唸り声が響いてくるのです。この唸り声は吉凶を占うとされています。もし、あなたがチャレンジしたければ占ってくれます。私も何度かチャレンジした事があります。実は、耳に届かない事もありましたが、時にははっきり聞こえました。地の底からゴーという音が。この唸り声が何を言っていたか神職から解説は無いのですが、きっとあなたの心には伝わる事でしょう。御祈祷料は1人3,000円~。

アクセス
自動車
岡山自動車道岡山総社ICから約15分
山陽自動車道岡山ICから約15分
※駐車場 270台(無料)
公共交通機関
電車(JR)
JR岡山駅から桃太郎線(備中高松・総社方面 10番のりば)210円 約17分「吉備津駅」下車、徒歩約10分
バス
JR岡山駅から備北バス(地頭行き 6番のりば)460円 約32分「吉備津神社参道口」下車、徒歩約6分
住所 | 〒701-1341 岡山県岡山市北区吉備津931 |
電話番号 | 086-287-4111 |
営業時間 | 5:00~18:00開門、受付・授与所は9:00~16:00 |
定休日 | 無し |
ホームページ | http://kibitujinja.com/ |
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